ハンバーグの歴史

vol.05

ファミレスの登場・1970年の「ヌーベルバーグ(新しい波)」

ファミレスの登場・1970年の「ヌーベルバーグ(新しい波)」

“覚悟”とは!暗闇の外食界に!!進むべき道を切り開く事だッ!

ファミリーレストラン、いわゆるファミレスの看板メニューといえばハンバーグ!ハンバーグがあったからこそ、ファミレス文化が花開いたといっても過言ではないでしょう。

そのファミレスの始まりは、1970年(昭和45年)にさかのぼります。その年の春より開催されていた大阪万博に、ロイヤルホストの前身となる「ロイヤル」が出店。ハンバーグが連日2,000枚を超えるヒットメニューとなり、会場内のレストランで売上1位を獲得します。この成功がきっかけとなって、翌年には福岡県北九州市に「ロイヤルホスト」1号店がオープンします。
創業時には、日本の洋食文化の元祖ともいえる横浜の「ホテルニューグランド」からシェフを招くなど、本格派のレストランとしてスタートした姿勢は今も変わらず、現在も根強い人気を集めているレストランチェーンです。
また、チェーン店数ナンバーワン「ガスト」でおなじみ「すかいらーくグループ」も、同じく1970年(昭和45年)の夏に「スカイラーク」1号店(国立店)を東京都府中市にオープンしています。定番人気メニューの「目玉焼きハンバーグ」は、創業当時からほぼ変わらぬ値段なのが驚きです。
1973年(昭和48年)頃に誕生した「ファミリーレストラン」という名称のパイオニアであり、全都道府県に店舗展開をしている唯一のファミレスでもあります。

1974年(昭和49年)には、神奈川県横浜市上大岡のイトーヨーカドー内に「デニーズ」1号店がオープンしています。デニーズから生まれた「和風ハンバーグ」は、30年以上に渡って売り上げベスト10に入る人気を誇ります。
人気3大チェーンの勃興は、ハンバーグの「特別なご馳走感」と共に「親しみやすさ」を広く伝え、ハンバーグ文化の発展に大きく貢献しました。そして、その後も増え続けるファミレスチェーンと共に、現在も大きな役割を果たしているのです。

ちなみに、牛肉100%ハンバーグチェーンの元祖といわれる横浜の「ハングリータイガー」は1969年に、日本初のハンバーガーチェーン「ドムドム」は1970年に1号店が誕生しています。

更新:2016年05月19日
※ 内容は記事更新時の情報です。
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