理事長が斬る!
vol.70
なぜ池袋がハンバーグの聖地なのか?
今朝(4月2日)のNHK『あさイチ』でも紹介されましたが、池袋は駅中心に半径500メートル内の100軒以上の店でハンバーグが楽しめる“ハンバーグの聖地”であります。
なぜ、そんなにもハンバーグがあふれているのか?
あくまで、日本ハンバーグ協会 理事長 バーグマン田形の個人的見解を語らせてください。
池袋には、学生やサラリーマンに長年親しまれてきた胃袋を満たすキッチンや定食屋が多く存在します。
歴史ある店舗にとって、ハンバーグは依然「洋食の王様」であり「ハレの日のご馳走」。今も不動の人気メニューとして、お店の顔となっています。
また、世界第2位の乗降客数を誇る巨大ターミナルとあって、ファミレスはもちろん、ハンバーグ専門店も池袋出店がセオリー。
グルメもうなるハンバーグの人気店がしのぎを削り、ランチ時には焼肉店やカフェなどがハンバーグをメインに展開。掘り出しものの「穴場ーグ」(穴場のハンバーグ)も多い印象です。
バリエーション豊か、そして基本的にリーズナブル。これが池袋のハンバーグの特徴と言えるでしょう。
渋谷や銀座、浅草辺りもハンバーグを提供する店舗が多いイメージですが、渋谷は店の移り変わりが激しく、銀座や浅草はランチはともかく、価格帯が全体的に高め。利用するハードルは池袋に比べて高いと言わざるをえません。
近年、「住みたいまち」の調査上位に来ることが多い池袋ですが、依然として「ごった煮感」や「猥雑なまち」のイメージがあるのも確か。
埼玉県民の玄関口として、「池袋で石を投げると埼玉県民に当たる」なんてイジられることも…。(埼玉県民の皆さん、ゴメンなさい!)
大都会なのに、どこか垢抜けない感じというか…。
だからこそ、エッジの効いた最新グルメ以上に、時代に左右されず、何より親しみやすいグルメであるハンバーグが受け入れやすい土壌があるのかも知れません。
そのアレンジ力の高さによって、値段もスタイルも千変万化するハンバーグ。
一人でフラっと、デートに、仲間たちと、家族で、どんなニーズにも応えてくれる懐の深さがあるグルメなのです。
そして、すべてのニーズに応えるハンバーグが池袋にはある!
コロナ騒動が落ち着いたら…ぜひあなたも池袋のハンバーグをたっぷり味わってくださいね!
「IWGB(池袋 ウイ ゲット バーグ)」特設ページも合わせてご覧くださいませ!
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