理事長が斬る!
vol.76
2021年ハンバーグ界の最新トレンドに迫る!
ここ数年、ラーメン界ではどこか懐かしさを感じるオーソドックスなスタイルの「ネオクラシック系」がトレンドだそう。また、カレー界では「スパイスカレー」が依然根強い人気のようです。
では、ハンバーグ界では?
■「牛肉100%レア系」はトレンドなのか?
実は、なかなかこういったトレンドがないのがハンバーグ界の現状。
強いて言うならば、「つなぎなし牛肉100%レア系のハンバーグ」でしょうか。
静岡の「さわやか」、北関東の「フライングガーデン」、横浜の「ハングリータイガー」など、メディアがローカルなハンバーグチェーン店を取り上げる機会は多い印象。
個人店で言えば、水戸の「ステーキハウス アメリカ屋」も、先日某番組で大きく取り上げられていました。
ただし、そのどれもが歴史ある人気店。「トレンド」でくくるよりは、完全に定着した人気なわけで…。
■話題のハンバーグ専門店に共通する特徴とは?
そんな中、ようやく新たなトレンドの兆しが!
昨年から都内では、「キャッチーでユニークな店舗名」で「メニューはひとつのみ」のハンバーグ専門店の躍進が目に付くようになりました。
それは、「挽肉と米」と「君のハンバーグを食べたい」。
キャッチーな店名、勝負メニューに全振りのスタイル。何より、美味しくサービスも満点と大評判!数多くのメディアにも取り上げられ、どちらもオープン早々から行列店になりました。
● 挽肉と米
『挽肉と米定食』 1,500円
・国産牛100%焼きたてハンバーグ(挽肉90gを3つまで)
・炊きたてご飯(おかわり無料)
・味噌汁
・生たまご
● 君のハンバーグを食べたい
『トリュフデミグラスハンバーグ』 1,650円
・黒毛和牛と三元豚の合挽きハンバーグ+トリュフ入りデミグラスソース
・サラダ
・ご飯(宮城県産ひのひかり)
・味噌汁
「挽肉と米」は昨年より6月に吉祥寺にオープンし、今年の3月には渋谷に2号店オープン。
「君のハンバーグを食べたい」は今年の3月に新宿にオープンし、5月には渋谷に2号店オープンと、どちらもその勢いは本物。
今後も出店が続くのは確実でしょう。
■さらに、一風変わったハンバーグ専門店がオープン!
5月31日には、さらに個性際立つハンバーグ専門店が品川にオープンしました。
その名も「歓喜の牛」!キャッチーな店名なのはもちろん、同じくメニューは1種のみとなっています。
● 歓喜の牛
『四角いハンバーグ御膳』 1,500円
・特製ハンバーグ2つ
・特選白米
・飲むサラダ
・生たまご
ウリは、分子調理で仕上げる直方体のハンバーグ。従来の枠組みを超えた、何もかもが新しいハンバーグとあって、早くも話題沸騰中です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
■ハンバーグ界の最新トレンドは「●● 系」⁈
これら話題店に共通する「キャッチーでユニークな店舗名」。
ひと言でまとめれば、ズバリ「fun(面白い)」であると言えるでしょう。
…というわけで、NHK(日本ハンバーグ協会)では「ファンバーグ系」と定義することにしました!
また、「メニューはひとつのみ」もひと言でまとめれば、ズバリ「one(単一の)」である!
…というわけで、こちらは「ワンバーグ系」と定義します!
つまり、ハンバーグ界の最新ヒットトレンドは「ファンバーグ系」かつ「ワンバーグ系」である!
今後、この流れは地方にも拡散していくでしょうか⁈ 大手も参戦するかも…⁈
下半期の動きにも注目です!
※ 内容は記事更新時の情報です。